世界で類を見ない超高齢化社会を迎える日本
先日、とある打ち合わせがありました。そこでの藤沢エリアで介護スクールを運営している湘南国際アカデミーの理事を務める方の卓話を聞かせていただきました。
内容は・・
「世界で類を見ない超高齢社会を迎える日本について」
でした。まずは下記グラフをご覧ください。
本グラフは「内閣府」のページにあったものです。引用元はこちらです。
ポイントとしては
- 総人口が2010年でピークを迎えたのち、人口は減少。しかし65歳以上の割合はどんどん伸びている状態
- 2060年には0歳児~14歳児の数値が過去最悪に・・・2.5人に一人が65歳以上となる
現在は騎馬状態(3人で1人)を見る状態が、将来的にはおんぶ状態(1人で1人)で高齢者の方を見なくてはいけない状態になってしまうわけです。
今から40年後となるわけですが、これから生まれる子供たちの負担は相当なものになってしまうとお話をしていました。
次はこちらのグラフです。
本グラフは「内閣府」のページにあったものです。引用元はこちらです。
このグラフは世界の高齢化率の推移を表しているものです。左が欧米諸国、右がアジア諸国になっています。
欧米、アジアどちらのエリアでも日本がダントツで1位。福祉が充実しているスウェーデンでもかなりの高齢化率になっていることが分かります。
このことからこれから日本で起こる高齢化社会は世界でも類を見ない状態になっており、今後日本で行う対策が世界の模範となっていくと思われます。
次はこのグラフ
このグラフは「生産年齢人口、労働力人口、介護職員数の見通し(試算)」を表したものです。
2005年から2025年にかけて、生産年齢(15~64歳)人口は約16%減少し、労働力人口も約5~12%程度減少すると見込まれる。一方、介護職員数は倍増すると見込まれる形となっています。
さらにこの結果、労働力人口に占める介護職員の割合は、2005年から2025年にかけて倍以上なると見込みがあるようですが、それでもまだまだ介護職員の数は足りないと思われます。
またこの話の中で、不景気になると介護職の仕事を求めてくる人が多くなっくるとも話がありました。
これは「離職率・入職率の状況(就業形態別、推移等)」を表したグラフです。
本グラフの引用元はこちらです。
介護職員の離職率は、産業計と比べて、常勤労働者では高いが、短時間労働者では低くなっていて、産業計・介護職員ともに離職率は低下傾向
にあり、介護職員の離職率は直近では上昇しているようです。
やはりこの離職率を止めなくてはいけない状況にあり、これは介護の資格を目指す方たちの改善より、職場の改善がもっとも重要であり、その職場へのマインド設定を今行っているとおっしゃっていました。
第1回~毎年2000人以下だった受験者数は平成10年ごろから急激に伸び始め、昨年27階の受験者数は全国で15万人を超えるまで増えました。豪華陸率に関しては60%前後を水位しているようです。
しかし29回の受験者数に関してはなんと7万人ちょっと。ほぼ半減になってしまいました。(※第29回の合格率は72.1%でした。)理由としては今年度から3年の実務経験に加えて「実務者研修」の資格が必須になったからだと思います。
合格率が上がった原因としては実務者研修の資格取得が大きな要因となっているようです。半年の講義の中でいろいろと知識がつくので、、、いわゆる受験対策みたいなものなのでしょう!!
現在介護職の方が少ない現状で受験に関する厳しい条件を付けた背景としては「質の向上」を目指した結果だと思われます。ここ何回かの受験者数は減るとは思いますが、今後要件を満たす方が増えてくると思います。もちろん知識がある方たちが・・・
もっと良くなるといいですね。
さて来年以降の受験者数、そして合格率が楽しみになりますね。
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