実務者研修の修了認定科目が決まる。

介護福祉士の国家試験受験要件の見直しにともない新設される「実務者研修」
ホームヘルパー養成研修や介護職員基礎研修などの修了者の取り扱いが焦点になっていたが、厚生労働省が都道府県等に関連通知を送付しました。
それによりますと、介護職員基礎研修課程の修了者に必要は科目は「医療ケア」50時間のみと大幅に軽減されました。

 

  • 人間と尊厳の自立・・・5時間
    1.人間の尊厳と自立
  • 社会の理解1・・・5時間
    1.介護保険制度
  • 社会の理解2・・・5時間
    1.生活と福祉
    2.社会保障制度
    3.障碍者自立支援制度
    4.介護実践に関する諸制度
  • 介護の基本1・・・30時間
    1.介護福祉士制度
    2.尊厳の保持、自立に向けた介護の考え方と展開
    3.介護福祉士の倫理
  • 介護の基本2・・・20時間
    1.介護を必要とする人の生活の理解と支援
    2.介護実践における連携
    3.介護における安全の確保とリスクマネジメント
    4.介護福祉士の安全
  • コミュニケーション技術・・・20時間
    1.介護におけるコミュニケーション技術
    2.介護場面における利用者・家族のコミュニケーション
    3.介護におけるチームのコミュニケーション
  • 生活支援技術1・・・20時間
    1.生活支援とICF
    2.ボディメカニクスの活用
    3.介護技術の基本(移動・移乗、食事、入浴・清潔保持、排泄、着脱、整容、口腔清掃、家事援助等)
    4.環境整備、福祉用具活用等の視点
  • 生活支援技術2・・・30時間
    1利用者の心身の状況にあわせた介護、福祉用具等の活用、環境整備・移動・移乗・食事・清潔保持・排泄・着脱、整容・口腔清掃・睡眠・終末期の介護
  • 介護過程1・・・20時間
    1.介護課程の基礎的知識
    2.介護課程の展開
    3.介護課程のチームアプローチ
  • 介護過程2・・・25時間
    1.介護課程の展開の実際
    ・利用者の状態(障害、要介護度、医療依存度、居住の場、家族の状況等)について事例を設定し、介護課程を展開させる
    ・観察ポイント、安全確保・事故防止、家族支援、他機関との連携等についても考察させる
  • 介護課程3(スクーリング)・・・45時間
    1.介護課程の展開の実際
    ・多様な事例を設定し、介護課程を展開させるとともに、知識・技術を総合的に活用した分析力・応用力を評価する
    2.介護術の評価
    ・介護術の原理原則の習得・実践とともに、知識・技術を総合的に活用した判断力、応用力を評価する
  • 発達と老化の理解1・・・10時間
    1.老化に伴う心の変化と日常生活への影響
    2.老化に伴う体の変化と日常生活への影響
  • 発達と老化の理解2・・・20時間
    1.人間の成長・発達
    2.老年期の発達。成熟と心理
    3.高齢者に多い症状・疾病と留意点
  • 認知症の理解1・・・10時間
    1.認知症ケアの理念
    2.認知症による生活障害、心理・行動の特徴
    3.障害児者や家族へのかかわり・支援基本
  • 認知症の理解2・・・20時間
    1.医学的側面から見た認知症の理解
    2.認知症の人や家族への支援の実際
  • 障害の理解1・・・10時間
    1.障害者福祉の理念
    2.障害による生活生涯、心理・行動の特徴
    障害児者や家族へのかかわり・支援の基本
  • 障害の理解2・・・20時間
    1.医学的側面からみた障害の理解
    2.障害児者への支援の実際
  • こころとからだのしくみ1・・・20時間
    1.介護に関係した身体のしくみの基本的な理解(移動・移乗、食事、入浴・清潔保持、排泄、着脱。整容、口腔清掃等)
  • こころとからだのしくみ2・・・60時間
    1.人間の心理
    2.人体の構造と理解
    3.身体のしくみ、心理・認知機能を踏まえた介護におけるアセスメント・観察のポイント、介護・連携等の留意点
  • 医療ケア・・・50時間
    1.医療的ケア実施に基礎
    2.喀痰吸引(基礎駅知識、実施手順)
    3.経管栄養(基礎的知識、実施手順)
    4.演習