介護の実務者研修を有意義に行うための姿勢
実務者研修を行う場合は、高齢者などの利用者の立場を考えながら進めていくことが前提となります。例えば、介護が必要な高齢者とコミュニケーションを取る際には、高齢者と同じ目線の高さで行うことが重要です。
立ったまま見下ろすような体勢で会話をすると、利用者に圧迫感を与えてしまいます。また高齢者とどのような会話をしたらよいか分からないという研修者もいます。コミュニケーションの手段はいろいろあります。身振りや手振り、表情、筆談などという方法を有効に活用することで、高齢者と親密になりやすいです。そして高齢者の話に耳を傾けます。
常に聞く側に回るように努力することで、人生の先輩からたくさんの学びを得ることができるのです。そして介護を行う人は、受容する姿勢を大切にしなければなりません。利用者は自分自身を理解しようとしてくれいる、という姿に信頼感を持つのです。
中には痴呆を伴った方もいます。同じ事を繰り返し話しますが、受け入れることが大切です。実務者研修では研修日誌を書くことも重要です。その日の課題や目標を研修日誌に記入しておきます。そして一日の終わりに、その日の業務の流れと研修内容を記入して、感想や疑問、反省点、自分自身の評価などを日誌に記入します。業務の都合で研修時間内に記入できないこともあります。できるだけ早い時間に記入するように心掛けることが必要です。また前もって立てていた課題や目標が達成できたかどうかの確認も大切です。
>> 介護職員実務者研修について図解で詳しく解説しています。 <<
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