介護の実務者研修をする際の心構え

介護の実務者研修は、講義や実技で学んだことの総まとめともいえます。実習が成果のあるものになるためには、介護を必要とする利用者本人や、関係機関の職員の理解と協力が不可欠ですが、それに応える研修生の実習に臨む姿勢が大きなカギとなります。

 

実習場所は、利用者の生活の場であることも多いですから、研修生としての立場や責任をわきまえて節度ある真剣な姿勢で臨むことが大切です。また利用者や研修指導者、職員に学ぶという謙虚な姿勢を持ち続けることが大切です。礼儀正しく、言葉使いにも十分気を付けます。優しい言葉や声かけは場の雰囲気を和らげ、良い人間関係を作ることになります。

 

また利用者との会話は、相手のペースに合わせて進めます。高齢者の話をきちんと受け止めて聞いている、という姿勢を持つことが大切です。また身だしなみにも配慮が必要です。衣服は活動しやすく、洗濯の行き届いた清潔なものを身に付けます。

 

アクセサリーは相手を傷つけてしまう原因になりますから外しておくほうがいいです。また長い爪も相手を傷つける原因になりますから、短く切っておく必要があります。万が一のために着替えの準備をしておくのも大事です。多くはメモをしておき、反省会などのときや研修ノートで理解を深める努力も大切です。そして何のために研修するのかという目的をはっきりさせることが大切です。そして人生の先輩である利用者から、学ぶ姿勢を忘れないなどの心構えが必要です。

 

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