介護保険制度の改正と実務者研修について
日本は急激な勢いで高齢化社会となっています。そのため高齢者福祉の仕事の需要は大きくなってきており、これからの高齢者福祉のあり方を考える時期にきたといえます。現在においてもニュースなどで施設関係者に対する給料面での待遇の悪さや介助の質について議論になることが多々あります。
そんな中で今後の介助の質の向上を図っていくために今までの研修制度に見直しがされました。そのひとつが実務者研修になります。今までは3年以上の現場での経験があれば介護福祉士の国家資格を受験できる状況でした。平成27年からは実務経験に加えてこの実務者研修を受けなければ介護福祉士を受験することができなくなります。
この実習での到達目標は、様々な利用者に対応した介助が提供ができるようになることと、今後の制度改正や課題、技術、知見を自分で把握できるようになることとなっています。具体的な内容は社会制度の内容についての理解、認知症に対する理解、障害についての理解、介助技術や介助過程の学習、たんの吸引、経管栄養についての学習となっています。なお、この実務者研修は施行を27年からとしていますが受講は24年から可能なようにしており、義務化までの準備がなされています。
研修時間は全部で450時間となっていますが、今後見直される可能性もあります。働きながらでも研修を受けやすいように通信教育や身近な地域で研修が受けられるようにするなどの環境整備、受講費用の支援などが受けられるよう整備を行っています。
>> 介護職員実務者研修について図解で詳しく解説しています。 <<
実務者研修の学費は最大で8万4千円もの開きが・・・・（最安値はなんと2万円台～）
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